こんにちは。
今日は、「仕事」(「作業」と「業務改善」)の違いについてお話ししたいと思います。
私たちの多くは日々「働く」ことをしていますが、その働き方には大きく分けて二つのタイプがあると感じています。それは、指示されたことをそのまま行う「作業」と、指示を受けつつも改善を考えながら行う「業務改善」です。
今回は、少し息抜きで、自分の中小企業時代、詰まっていたこと、悩んでいたことを振り返りながら書こうと思います。
作業と業務改善の違い
まず、作業とは何でしょう?
多くの人が経験するように、与えられたタスクを期限内に完了させることに集中する働き方です。
この働き方は、上司からの指示をそのまま実行することが求められます。
私も中小企業で働いていた頃、上司から怒られないように、期限が守れるように、ただ作業をこなすことに必死でした。毎日同じことの繰り返しで、改善なんて考える余裕もありませんでした。
一方で、業務改善とは何か?
これは、単に指示をこなすだけでなく、「どうすればもっと仕事が良くできるか?」と考えながら取り組むことです。業務改善には、改善や新しいアイデアを取り入れる余地があります。
私があるプロジェクトで気づいたのは、ただ言われたことをこなすだけではなく、少しでも自分が楽になる方法を考えることの重要性でした。
経験から学んだこと
私が中小企業で働いていたとき、数十年の先輩から「働くとは、他人が楽になるようにすることだ」と言われたことがあります。古めのビジネス書や自己啓発系の本にもたまに書かれていますよね。
当時はその言葉の意味がよく分かりませんでしたし、その先輩のことをあまり良く思っていなかったこともあり、「何を意味不明なこと言ってるんだ」とスルーしていました。笑
しかし、あるとき気づいたのが、上司に言われたように作業をこなしても怒られる、今でもちょっと考え直すとわかるような細かいミスが連発し、また、それの修正で残業をするという負のスパイラルに陥っていました。
そのプロジェクトが終わり、愚痴りながら、結局何ができれば良かったのか?
こんな同じ作業をずっとやりたくないから、ちょっとでもいいから楽したいと考えるようになりました。
ちょっとでも、まずは自分が楽をするために、なにか改善しよう、そもそものその作業の目的(なにができれば良いのか?)を考え、自分の中で答えをもつようにしました。
タスクの目的を理解することの重要性
「タスクや作業の目的を理解する」というのは、よく言われることですよね。
でも、これも正直なところ、私もこの言葉の意味がよくわかりませんでした。
- 上司から言われているし
- 売上のためには必要なんだろう
- でも自分はこれをやりたいとは思っていない…
そんな風に、仕事やタスクと向き合うことを避けていたんです。皆さんも似たような経験はありませんか?タスクをこなすことに精一杯で、その目的を考える余裕すらないと感じることも多いでしょう。
でも、ここで立ち止まって考えてみてください。なぜ、タスクの目的を理解することが大切なのか?それは、私が思うに、自分の成長につながるからです。
ただ言われたことをやるだけでは、自分の血や肉にはなりません。でも、そのタスクが自分にとってどんな意味があるのか、ちょっとでもいいから考えてみると、新しい発見があるかもしれません。
例えば、私が経験した例を紹介します。ある日、上司から「この顧客データを整理してほしい」と言われました。最初は面倒くさいと思いましたが、「なぜこのタスクが必要なんだろう?」と考えてみました。すると、このデータ整理が将来の営業戦略に活かされることに気づいたんです。そこから、より効率的なデータ整理の方法を考え始め、結果的に自分のエクセルスキルも向上しました。
自分の成長につなげるために
タスクの目的を理解することは、単に会社のためだけではありません。それは、自分自身の成長につながる重要なステップなのです。では、どうすれば目的を理解し、自分の成長につなげられるでしょうか?
- 「なぜ」を問う: タスクを与えられたとき、「なぜこれをやるんだろう?」と自問してみましょう。
- 大局を見る: そのタスクが、プロジェクト全体や会社の目標にどう貢献するのか考えてみます。
- 自分との関連を探す: そのタスクが自分のスキルアップやキャリアにどう活かせるか考えてみましょう。
- 改善点を見つける: タスクの目的を理解したうえで、より効率的な方法はないか探ってみます。
これらのステップを踏むことで、単なる「作業」が「業務改善」へと変わっていきます。そして、それが自分自身の成長につながるのです。
作業から業務改善へシフトするために
いわれたことをやっておく作業より、ちょっとでもいいから、改善や企画を考え遂行するのが業務改善だとするなら、どうせ働くのです。
自分が前向きや楽になるよう、業務改善になると良いですよね。
では、どうすれば作業から業務改善へとシフトできるのでしょうか?私なりには「結局何ができればいいんだっけ?と、ゴール踏まえ、考え直して、ちょっとでも変えれることを行うこと」です。見えているゴールが壮大だったり、期間が長くかかりすぎるものがあれば、少し分けて考えると考えやすかったです。
たとえ小さなことでも、自分の中で改善点を見つけて実行することで、仕事がより前向きなものになります。
まとめ
私たちが日々行う「働く」という行為は、単なる作業ではなく、「業務改善」に変えることができるのです。
そして、その鍵となるのが、タスクの目的を理解し、自分の成長に何か繋がらないかなと考えること。
自分が楽になる方法を見つけ、働き方を改善することで、仕事がより前よりは良いものになると嬉しいです。
皆さんもぜひ、自分の働き方を見直し、仕事を楽しむ方法を見つけてみてください。たとえ小さなことでも、毎日少しずつ考え、実践することで、大きな変化が生まれるはずです。このブログが、あなたの働き方を見直すきっかけになれば幸いです。一緒に、より充実した仕事生活を目指しましょう!
次回もお楽しみに!
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